2008年03月05日
超・必見備忘録 2008.3月編
最近、映画を観ていても、心から楽しめていないような、そんな気がしていました。ただ、そんな気分を吹き飛ばそうと、それが義務であるかのように毎週何らかの映画に触れてはきたのですが。
男女の間に倦怠期があるように、映画と私との間にも、長年の付き合いの中で、ついに“曖昧な齟齬感”のようなものが認められた、ということでしょうか。
しかしながら、つい先日、久しぶりに『サイドウェイ』を再見しまして、やはり映画は素晴らしい、ということを本当に単純に、ほとんど啓示であるかように心から確信できたのです。どんなに忙しくとも、これからの私には、どうしたって映画が必要なのです。
今月も四苦八苦しながら、それでも映画を求めて東京を歩き回るでしょう。
『人のセックスを笑うな』(シネセゾン渋谷 上映中)
相変わらず混雑している模様ですが、そろそろ観にいかねば。
『団塊ボーイズ』(新宿バルト9 上映中)
まだ間に合うか……?
『ファーストフード・ネイション』(ユーロスペース 上映中)
同上。
『ジャンパー』(渋東シネタワー 3/7〜)
精力的に映画を撮り続けるダグ・リーマンに対しては、極力冷静な視線を投げかけたいと思います。
『ラスト、コーション』(ル・シネマ 上映中)
ル・シネマの観客に混じって観ることに抵抗がないではありませんが、観ておかないと。
『どこに行くの?』(ユーロスペース 上映中)
待ちに待っていたわけではないものの、無視は出来ません。
『接吻』(ユーロスペース 3/8〜)
女優・小池栄子が好きな私としては、かなり期待している一作。
『ダージリン急行』(恵比寿ガーデンシネマ 3/8〜)
問答無用で観たい、というか観る!
「若松孝二大レトロスペクティブ」(シネマヴェーラ渋谷 3/15〜)
『裸の銃弾』と『秘花』が観たい。もちろん、『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』も観ます。
「韓国アートフィルム・ショーケース」(シアター・イメージフォーラム 3/8〜)
昨年は4本中3本観ましたが、今年は何本観られるでしょうか。
「匂う女 前田弘二監督特集」(アップリンクX 3/8〜)
過去作品を一挙上映!! すべてレイトです。
「ペドロ・コスタ監督特集2008」(アテネ・フランセ文化センター 3/20〜)
スケジュール的に3本の短編しか観られませんが。監督本人も来日予定。
「桃まつり presents 真夜中の宴」(ユーロスペース 3/29〜)
2年前の「1st Cut」で『犬を撃つ』を観ているので、『daughters』だけは観ておきたいところだが…。
「ジャック・リヴェット レトロスペクティヴ 秘密と法則の間で」(ユーロスペース/東京日仏学院 3/15〜4/27)
この事件の目撃者になるべく、取り急ぎ2枚のチケットを確保しましたが、真に歴史的な事件はやはり『アウトワン』の一挙上映ということになるのでしょうか。
「ドロップ・シネマ・パーティ2008」(Q-AXシネマ 3/22〜4/4)
高橋泉監督が講師を担当する、ENBUゼミナール「映像俳優【夜】コース」から生まれた短編目当て。
2008年03月05日 12:22 | 映画雑記