2007年03月26日

ディレッタントかファシストか

世間では今、様々なニュースが飛び交っています。
この週末だけでも、都知事選関連や女子フィギュアスケート、ペルー戦もありましたし、大きな地震もありました。しかし私はと言うと、持病の扁桃腺炎に襲われまして、2日ほど耐え難い喉の痛みと格闘しており、よせばいいのにそんな状況でフットサルに行ってしまったりしたので、体調は最悪中の最悪という状態でした。世の様々なニュースも、自分の体がそんな状態ですと左耳から右耳に抜けていくよう、今朝になってやっと、ネットやワイドショーで世間並の情報を得るに至ったといった感じです。

そんな中でも目を引くのは都知事選のニュースですが、普段であれば特に気にも留めないのに、今回ばかりはなかなか面白い立候補者が2人ほど含まれていたことが、私の目を引くことになったのです。
キーワードは“ディレッタント”と“ファシスト”。彼らがどこまで本気なのかは知る由もありませんし、大して興味もないのですが、日常的なテレヴィのニュースではあまりお目にかかることのないこの2つの言葉のインパクトは強い。
とくに、ディレッタントという言葉など、学生時代より澁澤や種村に触れてきた私としては、妙に気になってしまったほどで、ついつい、彼の経歴をネットで調べてみたりも。しかし、ディレッタントとは自称する言葉なのか否か。私と1歳しか違わない彼の名前はしかし、あまり世間に流通することなく終る気がしてなりません。せめて私くらいは投票してあげようかと思いもしましたが、考えてみれば私は都民ではなかったのでした。都内に住んでもう10年になろうとしているのに……。
ちなみにファシストさんの政見放送も観ました。彼のパフォーマンスは、鳥肌実氏のそれを観ることに比べると、より少なく笑えたということになりましょうが、ある種戯画的なアナーキーさはわかりやすく、数回繰り返された、“詳しくはポスターを見ろ”という文句に見られるメディアミックス的な手法も昨今の流行と言えば流行なので、まぁ良くも悪くもテレヴィ的ということですかね。

さて、そんな中でもやはり映画だけは観ていて、昨日の日曜も含めると、先週は6本の映画を観ました。
その半分がユーロスペースで、さらに、同じ俳優の主演作もあったり、同じ監督の作品を観たり、2人の映画仲間と劇場で出くわしたり、まぁいろいろありましたが、非常に充実していました。

最近なかなか作品評をかけていないので、それぞれ短くなりますが、今月みた作品についてはこれから随時更新していきたいと思います。

2007年03月26日 12:36 | 悲喜劇的日常
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