2006年10月02日

久々の涙/悩ませるラインナップ

先週は映画4、5本分に匹敵する『鉄西区』を観たので週末は映画以外のことに費やそうかなどと思い、いいタイミングでフットサルのお誘いがあったので参加してきました。2ヶ月前に骨折したことはまだ記憶に新しく、今回はその時の教訓を受けて慎重にプレイしたため、怪我こそしませんでしたが、翌日から下半身の筋肉痛というか関節痛というか、鈍い痛みに襲われております。ただやっぱりスポーツはいいものですね。まぁ半分はその後のビールのほうにウェイトが置かれているわけですが。

さて、もう一日ある休日も映画以外のことを、などと思ってみても、とりわけ家でギターを弾くくらいしか思い浮かばず、別に休日じゃなくたってギターは毎日弾いているので改めて一日中弾くこともないよなぁ、と
結局は映画館に足を運んでしまったわけですが、いつもながら、その日が映画の日だということを劇場に到着してから気づくという体たらく。映画の日とレディースデイだけは映画を観るのを避けようと思っているのに、どうして毎回同じようなことを繰り返すのか、我ながら嫌になります。
朝10:30の初回だというのに、30分前に到着して整理番号153番。ここは定員が200名ですから、まず希望の席は確保出来ないだろうと諦めかけましたが、座れないわけではないし、今回ばかりは止む無く受け入れ、映画の出来に期待することに。最後列の一番右側という、決して観やすい位置での鑑賞ではありませんでしたが、映画自体の出来栄えはまったく素晴らしく、あからさまに“泣かせる”シーンでまんまと泣いてしまいました。自分は間違いなく、主演の松雪泰子と蒼井優、そして富司純子によって泣かされたのだと思い至り、女優に感動して泣くという自分にとっては始めての体験が新鮮でした。特に本作の松雪泰子は何だかこれまで映画で観た彼女とは印象が異なっていて、素直にいいなぁ、と。

まぁそんなこんなで過ぎ去った週末ですが、そろそろ毎年恒例となった映画祭週間が近づいてきました。TIFFを取るかFILMEXを取るか、などと二者択一にする必要はまるでありませんが、双方のラインナップを見るに、どう考えても魅力的なのはFILMEXのほう。ジャ・ジャンクーにツァイ・ミンリャン、黒沢清にジョニー・トー、そしてアピチャッポン・ウィーラーセタクンまで並べられた日には、いったいどうすればいいんだと途方に暮れるしかなく、さらに追い討ちをかけるようにダニエル・シュミットの追悼上映まであるのですから、映画好き泣かせとしかいいようがありません。
もちろん、TIFFのほうも、青山真治の『こおろぎ』だとか奥田瑛二の『長い散歩』だとか、イーストウッドだって今村だって絶対に観たいに決まっているので、昨年あまりいい思いをしなかったとはいえ、TIFFを完全に無視するというのも気が引けます。

すでにチケットが発売されているものもあるので、後は予算とチケットぴあとの相談ということになりましょう。普段劇場でよく会う友人・知人の皆様には、例によってまたどこかでお会いすることになるかと思いますが、その時はよろしくお願いします。
それにしても悩むなぁ……

2006年10月02日 12:06 | 映画雑記
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Comments

>mouさん

『フラガール』を観ようと思ったのは、mixiでmouさんの文章を読んだのがきっかけでした。本作については、別途文章を書くことになるかと思います。恐らくもう一度観てしまうような気が…。女の啖呵、そうですね。松雪泰子がこれほどスクリーンに映える女優だったのかと驚きました。

朝日ホールは、確かにあまり上映には向きませんね。ただ、好みの企画はたいていあそこなので、しょうがないと思ってます。まぁ少なくともbunkamuraのオーチャードホールよりはいいかな、と。

『ワイルドサイドを歩け』はノーチェックでした。ジャ・ジャンクーの助監督という出自を聞くと、これは観ておくべきですね。


Posted by: [M] : 2006年10月03日 09:46

『フラガール』の女優陣についてもっと濃密な分析が読みたかったかなぁ。女の啖呵かなぁ、と思ったりして。

Filmexはいいラインナップですね。ただいつも思うのだけど、ハリウッド映画祭が、ハリウッド最高の映写設備を誇るArc Lightで行われるように、朝日ホール(フラットすぎる)以外のところで見たい気がします。ディレクター側(ちょっとは知り合いだったりしますけど)の熱意が伝わってきて、好感がもてる映画祭なんですが。
岡本喜八さんのは全部見ているものだけど、こういうのって、若い人のためにはなりますもんね。
個人的に、ルー・リードの曲名と同じで、ジャ・ジャンクーの助監督とやっていた人が監督している『ワイルドサイドを歩け』に、“『ゆれる』現象”を期待してしまうのですが。


Posted by: mou : 2006年10月03日 04:47

>chocolateさん

どうもです。
『西瓜』ではまりましたか。『楽日』とは本当にまったく違う感じらしいですね。両方観た人は皆口を揃えてそう言います。

TIFFは早朝からチケットを買われたようで。
こちらはやはり、11/3に標準をあわせることになりそうです。


Posted by: [M] : 2006年10月02日 15:39

こんにちわっ。

私もtiffは2作品だけ購入しましたが、
全力を注ぐのはフィルメックスですねー。
昨日「西瓜」を見てツァイ・ミンリャンの
カルト的な魅力にハマりました。
(「楽日」は未見ですが全く雰囲気が違うみたいですね)


Posted by: chocolate : 2006年10月02日 15:14

>ヴィ殿

まぁそうですね。ほぼ正式公開が見込めるものばかりですしね。
FILMEXは11/3から発売です。いっぱい休めればいいんですけど……
あ、昨日『愛情萬歳』と『Hole』借りてきました。今週中に観ておきます!


Posted by: [M] : 2006年10月02日 13:39

TIFFの注目作は、その後絶対公開される(はずな)ので、無視しましょう! イーストウッドだってすぐですよ。やっぱ、FilMexです。会社いっぱい休んじゃいましょうよ!(悪魔の誘い・w) それにしてもすごいラインナップですよねー。


Posted by: こヴィ : 2006年10月02日 12:48
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