2006年04月10日
やっぱり映画が好き
週末はまず第一に映画のことを考えないことには予定も立てられないという状況について、先週末はふと考え込んでいましました。つまり、何故自分はこれほど映画に“追われて”いるのか、ということを。
何故ってそれは“好きだから”と答える以外にないわけですが、もう少し踏み込んで言うなら、映画はすぐに自分の前から姿を消してしまうもの、という認識があるからだと思うのです。一端姿を消しても、作品自体はヴィデオなりdvdなりでほどなく再生されるでしょう。しかしそれはやはり、映画とは似て非なるものでしかないという認識もまた、私を映画へと駆り立てる要因であると思われます。
もちろん、そんなことを考えるのは一部の映画(スクリーン/劇場)至上主義者だけではないのか、という冷静な判断力がないわけではありません。その見解自体を、私は否定も肯定もしませんが、少なくとも思うのは、映画を観ることとは、日常生活から地続きで存在する“体験”に他ならないということ。自宅でヴィデオやdvdを観る行為には、どうしてもこの“体験”の実感がわかないのです。映画の側に身を寄せるか、自分の側に映画を寄せるかの違いとでも言いましょうか。
さて、そんな風に常日頃思考している私とて、その状況(認識)を疑ってみる(俯瞰してみる)ことで、新たな思考が生まれないだろうか。と、そこまで書くとかなり嘘に近づくのですが、ほとんど脅迫的に映画に追い立てられている私の日常に、意図的に線を引いてみたというわけです。
土曜日も日曜日も、私は一本も映画を観ませんでした。
もちろん、先週も“観なければならない”映画が少なくとも3本は存在していて、そのスケジューリングまでしていたにもかかわらずです。ではその代わりにでは何をしていたのかと言うと、恵比寿ガーデンプレイスで開催されていた「Costume National」のセールに行き、そこで何もめぼしいものが無かったことがわかるやいなや、すぐさまその会場を後にし、その足で代官山の店を探索、洋服を買いまくったりとか、家でたまりまくっていた洗濯をして外に干せる喜びを感じたりだとか、密かに購入して以来、このところ架橋を迎えつつあったゲーム「新鬼武者」をクリアしたりだとか、料理をして酒を飲んだりだとか、そんな他愛も無いことばかりでした。そして昨日の夜、寝る前に改めて思ったこととは、「ああ、やっぱり映画観ておくんだった」ということ。映画を観ないで過ごした週末は、多分、それなりに充実していたのだとは思います。充実はしていたんですが何となく欠落感があり、それは映画を観なかったからだろうなと思うのです。結局、追われてはいても、自分にいらぬプレッシャーをかけてでも、物理的な制約(金と時間)が無い限り、いや、時にはそんな制約を無理やり排除してでも、今の私には映画を観るという行為が必要らしいです。
映画を観ることが息抜き、というのが普通なのかもしれませんが、私の場合、映画を観ないことが息抜きだったのかもしれません。まぁ何事も自分を追い込む性格ですから、こればかりは……
しかし最後に付け加えるなら、私は毎回、映画を観ること自体を楽しんでいます。せめてそうでもないと、やってられませんから。
2006年04月10日 20:24 | 悲喜劇的日常
>keikoさま
了解しました。酒は毎日のように飲んでいますので、支離滅裂系コメントまで、それほど時間はかからないでしょう。でもいざコメントしようという時になって、意外と冷静さを取り戻してしまうかも……
Posted by: [M] : 2006年04月12日 16:53
あーー、爆笑して頂けたんなら良かったです!
・・ほんと、とんでもないヨッパライでしたよ 笑。
いつか、こちらのブログにも是非支離滅裂&独り言系の
コメントいれといてくださいΣ( ゚ー゚*;))。。。汗
Posted by: keiko : 2006年04月11日 20:00
>keiko(?)さま
こちらも爆笑させてもらいました。
いや、私も酒飲みですから、よーーーーくわかるんですよ。素敵なコメントありがとうございます(笑)
今度はkeikoさんのブログにパラ酔いでコメントしてみようかと思います。わけわからない感じでもご容赦を!
Posted by: [M] : 2006年04月11日 11:36
ちょっと涙してしちゃいました。というか、胸が
キューンとしてしまいました。
と、いう単なるヨッパライ話なんですが。
・・映画がどう、という事ではなくって。
Posted by: ブログ主。 : 2006年04月10日 22:37