祝・2ヶ月ぶりのトラックバック

改めてこういうことを報告するとどことなくいやらしさを拭えませんが、それでもブログ運営者として、それなりの責任（というより良心に近いかもしれませんが）を放棄していると思われることを進んで受け入れようとは思えないので、一応の言い訳をさせていただければと思います。

この約2ヶ月間に、拙ブログに対しトラックバックを打とうしてくれた方には、ここで改めてお詫びをしなければなりません。その間、恐らくトラックバック出来なかったと思われるのですが、一応、その原因が解消いたしました。というより、ほとんど私の勘違いによるもので、特にトラックバックを中止していたわけではないのです。

このブログを初めてからというもの、常にトラックバックスパムに悩まされてきました。
スパムというものに対する態度というのは大きく2通りあるのではないでしょうか。完全に無視を決め込み放置するか、戦闘姿勢をとって排除し続けるかです。私は性格上（この性格には本当に困ったものなのですが）、スパムを放置しておくことが出来ず、それらをこの世から、いや、少なくとも私の領域（つまりこのブログ）からは抹殺しておかずにはいられません。しかしながら、古いバージョンのMovable Typeは、所謂“スパム対策”が充分とられていたとは言えず、勢い、毎日手動で削除するという徒労を繰り返していたのです。その憤りを、過去に数回このブログでも書き綴ったりしました。
現在でもスパムと我々ブログユーザーとはほとんど“イタチゴッコ”に終始していて、完全にスパムを排除することなどありえないのではないかとすら思うのですが、幸いにして新しいMovable Typeにはスパム対策が強化されていると聞くし、ここは一つヴァージョンアップに踏み切ってみるかと決意したのが約2ヶ月前、スパムは驚くほど減少し、ほとんど皆無になったのです。しかし……

以前も書きましたが再度繰り返すと、新しいヴァージョンのMovable Typeには「判断基準値」なる機能がありまして、0を基点として、-10から+10までの数値を設定することで、自分のブログに対するスパムの排除姿勢を表明できる仕組みになっています。マイナスを設定すればより“厳しく”、プラスを設定すればより“緩やかに”スパムに対処するという、なかなか優れた機能なのですが、この設定を、私は大きく勘違いしていたのです。本来であればコメントもトラックバックも、“全てを受け付ける”とした上で、先述した「判断基準値」によりスパムだけを排除すべきだったのですが、コメントはともかくとして、トラックバックに関しては“全てを受け取る”というチェックボックスが空欄のままになっており、つまり、通常のスパムではないトラックバックまでも排除してしまっていたのです。何度か「トラックバックが出来ないんですが…」という声を聞くにつけ、「判断基準値」のみを調整することで解決した気になっていたのですが、それだけでは何の解決にもなってはいなかったことを、先日、普段お世話になっている「Puff's Cinema Cafe Diary」のpuffさんのおかげで改めて知ることになり、遅すぎる対処に踏み出したという次第です。

いざ設定を変更してみてから本日までに3件のトラックバックがついており、この2ヶ月間、1件もトラックバックがなかったことが嘘のようです。現在、私はごく一部の方を除いて、自分からトラックバックを打つことをしておりません。それには様々な理由があるのですが、もう長らくそういう姿勢を崩そうとはしませんでした。しかし今改めてトラックバックという機能を考え直してみると、もう少しフレキシブルな姿勢でいてもいいんじゃないかという気にもなっておりまして、その意味では今回の“トラックバック問題”も強ち無駄ではなかったのかもしれません。

今後も（というか今後はといった方がより正確ですが）スパム以外のトラックバックを排除するつもりはありません。何をもってスパムとするかは専ら私個人の主観に負う部分が大きいのですが、基本的に映画に関する記事であれば。

というわけで、先週観た映画に関しては、また後程。