2005年08月01日
必見備忘録 8月編
今月もまたスローペースにならざるを得ないかと。まだ後数回はシーサイドドリンカーと化すでしょう。
■『輝ける青春』[上映中]
(岩波ホール 11:00〜17:40)
■『アイランド』[上映中]
(渋谷TOEI2 10:30/13:20/16:10/19:00〜21:30)
■『リンダ リンダ リンダ』[上映中]
(シネセゾン渋谷 11:00/13:35/16:10/18:45〜21:00)
■『チーム★アメリカ ワールドポリス』[上映中]
(シネ・アミューズ イースト/ウエスト 10:00/12:00/14:20/16:40/19:00)
■『ターネーション』[8/6〜]
(シネ・アミューズ イースト/ウエスト 10:55/12:45/14:55/17:05/19:15〜20:50)
■『ある朝スウプは』[上映中]
(ユーロスペース 21:10〜22:50)
■『皇帝ペンギン(字幕版)』[上映中]
(恵比寿ガーデンシネマ 11:30/13:30/15:30/17:30/19:30〜21:15)
■『ヴェラ・ドレイク』[上映中]
(銀座テアトルシネマ 10:50/13:30/16:15/19:00〜21:15)
■ソビエト映画回顧展05[8/20〜911]
(三百人劇場 詳細はこちら)
『運命じゃない人』のような映画を観てしまうと、『アイランド』を観る事を躊躇いもしてしまうのですが、ヨハンソンのヨハンソンらしからぬ姿を観るのもまた一興かもしれないという、まぁそんな理由で。
『リンダ リンダ リンダ』ですが、実は山下敦弘監督はすべて未見。その噂は聞いておりますので、本作を観てその恐るべき才能とやらを確かめたいと思います。
『チーム★アメリカ ワールドポリス』に特に興味はないのですが、恐るべき手間をかけてあのように壮大なバカをやってしまうということに対するある種の尊敬の念から。
『ターネーション』は昨年の東京国際映画祭で観ておりますが、最近やたらと予告編を観るので。いや、実は最初に観たときからもう一度観ようと決めておりました。
そして最も期待しているのが『ある朝スウプは』。チラシのみでの判断になりますが、なにやらただならぬ作品の予感が。今月唯一のレイトショーが自宅近くで良かったです。
『皇帝ペンギン(字幕版)』はペンタ君ストラップをどうしても欲しい、からではありませんが、嘗て『ディープ・ブルー』でコウテイペンギンの健気さに打たれたことと、この手の動物ドキュメンタリーの形式=フォルムに変化が見られるのか、あるいは見られないのかを確認するため。
『ヴェラ・ドレイク』は非情に観たいのですが、銀座なのでわかりません。
最後に、今月は「ソビエト映画回顧展05」という大掛かりな特集上映があります。目当てはレフ・クレショフやアレクセイ・ゲルマンあたり。ピンポイントで狙い撃ち出来ればと思います。
2005年08月01日 12:05 | 映画雑記
Excerpt: 2004年PFFアワードでグランプリ&技術賞(IMAGICA賞)受賞作品。 東京で暮らすひと組のカップルが、10月から4月までの7ヶ月間を通して、季節のうつろいとともに、次第に崩壊していくさまを定点観測のような冷徹なまなざしで追った作品。 主人公の男性、北川(廣末...
From: アロハ坊主の日がな一日
Date: 2005.08.09
>[R]さま
ユーロ2本のリポート、ありがとうございます。
2本とも、今後に期待させる映画であることは間違いなかろうと思います。
山下作品に関しては、それでは旧作もセットで鑑賞するとします。
『埋もれ木』はもう時間がないですね。予定を変更して、出来れば明日行ければと思います。無理だったらごめんなさい。
製作中の映画、完成したら教えてください。
Posted by: [M] : 2005年08月12日 12:35
>[M]さま
『運命じゃない人』と『ある朝スウプは』を鑑賞してきました。2作品とも「My favorite」にはなりませんでしたが、どちらも好感を持ってみることができました。比べられるような両者ではないですが…個人的には『ある朝スウプは』の方が好みでした。ちょっと冗長かなと思う所がありましたが、ハッとさせられる痛切な場面に何度か出会えた気がします。次回作が楽しみです。正反対のベクトルに向いた『運命じゃない人』のカッチリした脚本・構成は、SABU監督作品の体験に似ている気がしました。どちらも「いい人」系ですしね。山下監督的要素も少しはあったのかなと…。
『リンダ リンダ リンダ』を観ただけで判断されてしまったら似非フリークとしては哀しいです…。ぜひ『どんてん生活』『バカの箱船』『リアリズムの宿』も観てください! 『運命じゃない人』気分の[M]さんだったら、たぶん旧作たちはフィットしますよ。
『埋もれ木』…8月26日までみたいですね。ぜひとも映画館で体験していただきたいです。完成度の高さもそうですが、「いまの時代に日本で作るべき映画(=観るべき映画)」としての価値が非常に高いと思います。できれば小栗監督作品の旧作も観直して、レビューして頂きたいです(『死の棘』『眠る男』は特に!)。最近、学校で小栗氏の特別講義を受けましたが、本当に真摯に映画と対峙されている方でした。黒沢清、青山真治に次いで僕が尊敬する現代日本映画の監督です(この3名には、メタファーの人という共通項もありますね)。
実は、いま僕が取りかかってる自主映画の作品って、小栗康平meet『マルメロの陽光』meet『ニンゲン合格』って感じなんです! 脈絡ないっす(笑)…まぁそれぞれの影響下にあるというよりは、たまたまシンクロしただけですが、なるべくオリジナルになるように頑張ります!(笑)…完成は、とりあえず「年内」ということにしておきます。
Posted by: [R] : 2005年08月11日 02:52
>[R]さま
今頃ユーロにいらっしゃるのでしょうか。
今週は最低でも『リンダ リンダ リンダ』だけは観ておきたいと思います。気に入れば、山下監督の旧作を観直すことになるでしょう。
最近、というかここ数年、日本は世界でも勢いのある国に違いないでしょう。『埋もれ木』はそれほどの完成度でしたか。今月観られるかどうかわかりませんが、何とか。
それにしても現在撮影期間中ということでしょうか?
完成が楽しみですね。
Posted by: [M] : 2005年08月10日 12:49
この夏、自主映画で監督をしていてとても忙しいのですが(Pにバレたら怒られるだろうなぁ)、
明日、助監督と一緒に『ある朝スウプは』を観に行く予定です。
[M]さんの熱いリコメンドがあったので、『運命じゃない人』も観てきてしまおうと考えております。事件に遭遇してきたいと思います。
それ以後、個人的に鑑賞する予定の作品は、『ターネーション』を筆頭に『リンダ リンダ リンダ』、『17歳の風景』、『埋もれ木』(二度目)、新文芸座の『ゴダール・オールナイト』と『絞死刑』、アテネの「小川紳介特集」あたりですね。
これでも一応、学校ではドキュメンタリーを専攻しているので、『ターネーション』への期待は大きいです。恵比寿で予告編を観たときにやられているので、間違いないと思いますが…。
あとなにげに山下監督の似非フリークだったりします。全作品観てますが、最近プログラムピクチャーの傾向があるので、どれだけ山下節が炸裂しているのか心配ですが楽しみです。
最近、日本映画って当たりが多いですよね? 『花とアリス』『フリック』『カナリア』『埋もれ木』の傑作度は記憶に新しいです。そしてなんといっても、園子温監督の『夢の中へ』にはガツンとやられました!ここ最近の最高傑作だったのは間違いないですね。
明日鑑賞予定の2本は、果たしてランクインするのでしょうか?
Posted by: [R] : 2005年08月10日 01:45
>湾岸殿
こんにちは。『リンダ リンダ リンダ』はまだ混んでいるでしょうね。今週か来週には。
『ターネーション』はなかなかの映画ですが、結構覚悟がいる映画かもしれません。ただ、観たのが昨年の11月ですから、結構忘れてしまっています。まぁどちらにせよ観て損はないかと。
私も実家に住んでいたころは、レイトショーに行っても途中で出なければならなかったりしました。だから引っ越した、というのも強ち言い過ぎではないかもです。
Posted by: [M] : 2005年08月05日 11:45
『リンダ リンダ リンダ』は好きでした。「音楽映画」でなく「山下映画」でした。で、「女子映画」でした。とか言う自分も『リアリズムの宿』しか観ていないんですけれど。賛否分かれているようですね。
『ターネーション』は気にはなっているのですが。[M]さんとしてはやはり再見するということで、傑作だったということでしょうか?
ペンタ君ストラップ?は欲しいです。
『ある朝スウプは』は勿論ビデオ待ちです。髭を生やせばなんとか『チーム★アメリカ』はいけるかな、と思っているんですが、さすがにレイトは足を踏み入れられません・・・。
そんなこんなでどうでもいいことつらつら書き込んでしまいましたが。
それぞれ感想、楽しみにしてます。
Posted by: 湾岸 : 2005年08月04日 23:18