2005年07月20日

『ダニー・ザ・ドッグ』、このキャストだから成り立つ映画

原題:UNLEASHED/DUNNY THE DOG
上映時間:103分
監督:ルイ・レテリエ

またぞろリュック・ベッソンが若手に作らせたと聞いても、もはや興奮とは程遠いニュースではありますが、ジェット・リーのアクションが観られるのであれば、多少の期待をせざるを得ません。

モーガン・フリーマンはもはや、そこにいるだけである種の避けがたい存在感を画面に定着させてしまうので、その演出については特に言うところもありません。当たり障りのない、と言うことも出来ますが、彼は彼でしかなかったという点は確認出来たので。

ユエン・ウーピンが振付けたアクションは今回、“暴力”という面をことさら際だ立たせていたように思います。ジェット・リーの身振りは、“効率=理性”から遠く離れ、瞬発的な凶暴性を主張していました。それは良いと思うのです。だけれども言うまでも無く、重力を感じさせないワイヤーアクションに“痛み”はなく、そればかりか、ワイヤーとは無関係の、決闘場で最初に戦うシーンですら、『マッハ!!!!!!!!』のほうが数倍上手かったと断言できます。

どうしようもなく図式的なラストの敵に関しては、もう何も言うことはありません。鑑賞後、キャストに救われる映画は、最終的には不幸なのではないか、そんな思いが頭をもたげたのでした。

2005年07月20日 12:59 | 邦題:た行
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