2005年04月08日
如何にして書くか、ということ
このサイトを始めて、もうそろそろ一年が経とうとしておりますが、知らず知らずの内に、ざっと182本の文章を書いたことになります。だから何だ、というお話なのですが、その中で一定数を占める映画作品のテクストを書くに当たっては、如何にして書こうかと、これでも頭を悩ませています。所謂普通のレビュー形式、対話形式、そして先日新しく導入した手紙形式と、いくらかでも工夫しつつ映画作品を絶賛してみたり、首をひねってみたりしてきました。
一体何人くらいが読むのかわからない上に、そのような小細工が果たして有効なものかも一向にわからないまま文章を書き続けるのはそれなりに骨が折れる作業なのですが、そうすることで多少なりとも発見に繋がったり、自分というものを見つめなおしたり出来るわけで、さらに言えば、コメントやTBにより生まれるコミュニケーションにもそれなりの意味を見出しつつあり、だからこそ、読まれるための工夫みたいなものは、日々考えていきたいと思うのです。
人に映画作品を薦めるという行為自体が、実は好きなのかもしれません。
まだ自分のサイトを持っていない時期から、いい作品に出会ったりすると、図々しくリコメンドしたりしてきたので、当ブログも半分はその延長線上にあるのかもしれません。
いずれにせよ、今後も新たなスタイルを模索していきたいと思います。
皆さんは映画レビューにどのような形式を求めているのでしょうか? ご意見などお聞かせいただければと思います。
(画像はクリックで拡大します。これは数年前に友人に宛てたものですが、PC内に残っていたので、なんとなく公開してみます。まぁこれも一つのスタイル、というわけで。)
2005年04月08日 18:12 | 映画雑記
>ng殿
先ほどはオツカレでした。
確かに、あの伝説的な文化祭の準備を想起させますね。あの時のように途中で頓挫、というより強制撤収させられないよう、明日は朝から気合を入れましょう。“サイドウェイ”まで後十時間強です。
さて、形式が内容に先行してしまうという、とかく陥りがちな“自慰的形式主義”は、今のところ何とか避けられているという解釈でよろしいでしょうか。それぞれの作品にあった形式という風に捉えていただいているのであれば、それに勝る喜びもありませんが、書いている本人はそのように意識しながら書いているわけではなく、あくまで結果的にそうなっているという感じです。
確かにスタイルというものは、気付くと備わっているという類のものなのかもしれませんね。あまり気負わずとにかく書け! ということですかね。
Posted by: [M] : 2005年04月08日 23:06
本日はお疲れさまでした。前もった準備というのはなんとなく文化祭的な雰囲気を醸し出して、期待が膨らまざるを得ません。
ま、それはともかくスタイルについてですが、これまでの貴兄の表現は、表現の形式が先行することなく、個々の映画作品に対してM氏が一番上手く表現できる形式を選択もしくは生み出している感じがするので、続けていけばこれからも発見できることは多くあると思います。ひとまずイラストは笑えました。
Posted by: ng : 2005年04月08日 22:37