2005年03月08日

『ボーン・スプレマシー』のアクションに閉口する

原題:THE BOURNE SUPREMACY
上映時間:108分
監督:ポール・グリーングラス

ほとんど期待せずに観た前作『ボーン・アイデンティティ』の出来栄えにはなかなか関心してしまい、ここまで見せてくれるなら充分満足だと劇場を後にしたのですが、その記憶も覚めやらぬうちに続編が公開されるというので、今度は結構な期待を胸にいそいそと劇場に足を運んだのですが、果たして、本作はアクション映画だというのに、あの全てのアクションを“殺す”ようなカット割りはいかがなものでしょうか? 期待をしていただけに失望も大きく、ああ、監督が変わってしまったのだから仕方ないのだなと、これまでも何度か自分に言い聞かせてきた、“監督が交代する続編には期待してはならない”という掟を再度自己暗示するはめに。

アクションシーン以外は決して悪くなかったのですが、ポール・グリーングラスが過去にベルリンで金熊賞を獲っていたと知ったのは上映後だったので、最終的な判断は『ブラディ・サンデー』を観てからにしたいと思います。

但し、このシリーズにおいてはダグ・リーマンのほうが上だと言いたい欲望にかられるのもまた事実です。

2005年03月08日 12:00 | 邦題:は行
TrackBack URL for this entry:
http://www.cinemabourg.com/mt/mt-tb.cgi/592
Trackback
Comments
Post a comment









Remember personal info?