2005年03月08日

『パッチギ!』

原題:パッチギ!
上映時間:119分
監督:井筒和幸

堂々たるエンターテインメントとして、完成度も高い。とりわけ、喧嘩シーンは流石といったところです。その喧嘩=アクションシーンは、“アクション映画”である『ボーン・スプレマシー』より数倍は良かったと思います。

俳優陣も総じてよく頑張っていました。高岡蒼佑は『コンクリート』に出演したことを本気で後悔しているのではないでしょうか。これほどまでに演出の差が出るとは……。

沢尻エリカは素晴らしい。振り返った時の表情がたまらなく良かったです。小出恵介には勝村政信的な位置に収まって欲しいと人知れず応援したくなります。その中で出色は真木よう子でしたが、彼女を絶賛するに相応しい言葉が未だ見つかりません。彼女だけをもう一度観たいとすら思います。

この映画とは何の関係もありませんが、井筒監督といえば、私がまだ小学生だった時に観た『晴れ、ときどき殺人』のちょっとした濡れ場に昂奮し、擦り切れるほど繰り返しヴィデオを観た事を思い出して、ちょっとノスタルジックになりました。

2005年03月08日 12:00 | 邦題:は行
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