2005年01月20日

もはやあの頃の心理は・・・

ログというものは、眺めていると本当に興味深いものです。半角英数字の羅列から、人間の行動記録が透けて見えてくるのですから。サイトを開設してからというもの、日々のログチェックを怠らないのも、そこにはまだ見ぬ人間との、かすかなつながりを感じてしまうからです。こんなことを考えると、私は生来のロマンティストだなぁと恥ずかしながら自覚してしまいます。

ところで、何故だかはわかりませんが、今月はいつにも増して大学からのアクセスが多いのです。それは東京に留まらず、全国各地の大学に及んでいます。私が学生時代には、まだまだインターネットなどという言葉は一般的ではなく、大学でパソコンを操ることなど皆無でした。まぁそもそも私は大学にはほとんど顔を出さない学生でしたが、大学外でもパソコンとは全く無縁の生活だったと言えます。現在では考えにくいこのような環境に、少しも不自由など感じていなかったのです。
私個人、今、映画の情報を得るにはインターネット以外思いつかない生活をしているので、学生の方たちが、講義の合間(あるいは講義中)に、興味ある映画の情報を検索する行動心理自体には肯けます。しかしそれ以上に私の興味をくすぐるのは、彼らが使用する検索語です。映画の題名で検索するというより、比較的抽象的な名詞や状況を表す言葉、あるいは映画作品とは容易に結びつきづらいタームにより、当サイトに辿りついてくるのです。ということは、当サイトのどこかにそのような言葉が存在するということなのでしょうが、学生の方たちは、こんなページが出てきてさぞがっかりしていることでしょう。「何だよ、映画のサイトじゃん…」なんて。
まぁもし興味が沸いたら、コメントでも残してください。

というわけで、『オールド・ボーイ』を書き上げてやや抜け殻感が否めない[M]でした。
また週末から少しずつ書いていきます。

2005年01月20日 12:58 | 悲喜劇的日常
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Comments

>Billyさま

恐縮です。
ただ、やはり、映画が好きでない方にはつらい文章だと自覚してます。実際、そう言われますからね。。まぁ、それを知りつつ書いてますから。

今のも以前のも、ともに『軽蔑』のワンシーンです。マラパルテ邸には思い入れが強く、このHPを大分作る前から、もしHPを持つことになったら、マラパルテしかないと決めてました。『軽蔑』は、私にとって怖いくらいの影響力がありました。次のイラストをそろそろ考えているのですが、そろそろゴダールから脱却しようかと思ってます。


Posted by: [M] : 2005年01月22日 02:49

映画好きでなくとも、[M]さんの文章そのものに惹かれるものもあると思いますよ。

まぁそれはいいとして、「マラパルテ邸」ですか?

ゴダールの『軽蔑』のワンシーンなのかな?
観てないので分からないですが・・・僕もまだまだ足りないと実感します。


Posted by: Billy : 2005年01月22日 00:40

>Billy様

それはありがとうございます。
“映画が好き”という確固たる共通事項が確立されていれば、あるいはBillyさんのように思っていただけるのかもしれませんが、そればかりはわかりませんね…
Billyさんのお気持ちは非常に嬉しいです。
ちなみに、TOPにある絵は、確かに歴史風ではありますが、紛れも無い映画のワンシーンですよ。
このサイトを始めようと思った時、TOPの絵は絶対に映画のワンシーンにしようと決めていました。


Posted by: [M] : 2005年01月21日 00:32

こんにちわ。僕が偶然このサイトに辿り着いたらうれしいけどなぁ・・・。

思えば、トップデザインは歴史の研究っぽいですよね。


Posted by: Billy : 2005年01月20日 22:46
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