2005年01月13日
Le Spleen de Tokyo〜東京の憂鬱
だからといって、私は積極的に詩を読む人間ではありませんので、表題はボードレールからいただいただけ、ということになるのですが。
最近、何故か良く眠れません。夜中に数回必ず目が覚めてしまいます。その都度水を飲んだり乱れた毛布をかけなおしたりしながら、目が覚めるに至った必然を捏造したりするのですが、根本的な原因はわからないままです。
(恐らく)情緒は安定していますし、仕事にも支障は出ていません。とすれば、これは“倦怠”というやつでしょうか。“倦怠”という言葉自体は決して嫌いではありませんが、自身が支配されてしまうとそれはそれで困ってしまうわけで。唯一支障が出ているとすれば、『オールド・ボーイ』のテクストが一向に進まないことです。昨日も2時間程、PCの前でしかめ面し続けたものの、書いては消し、また書いては消しの繰り替えしでした。
というわけで、あまり日記を書く気にもなれないのですが、それもblog運営者として本意ではないので、一先ず最近購入・レンタルした書籍・雑誌をリストアップしてお茶を濁そうかと。
(1)「人のセックスを笑うな」(山崎ナオコーラ)
(2)「アヒルと鴨のコインロッカー」(伊坂幸太郎)
(3)「夢のある部屋」(澁澤龍彦)
(4)「理由」(宮部みゆき)
(5)「絶望・断念・福音・映画―「社会」から「世界」への架け橋」(宮台 真司)
(6)「invitation 2月号」
(7)「文学界 2月号」
(8)「cut 2月号」
週3回ジムに通う身としては“これだけあれば当分もつナァ…”というのが正直なところ。私はザッピング的読書には不向きなので、やはり一つ一つ潰していくしかありません。現在、「理由」を読んでおりますが、これは別に映画を観るためとかそういうわけではありません。どちらかといえば、映画の原作など読みたくは無いのですから。映画は映画内で完結させる、これが今のスタンスです。
リストアップしておきながら、上記内容については触れずにおきます。
一点だけ申し添えれば、「人のセックスを笑うな」は私のジムにおける最低限の時間単位である1時間すら持たなかったということです。ただし、その問題と内容は全く別問題ですが。
2005年01月13日 11:58 | 悲喜劇的日常
>秋日和さま
動画観ました。大分壊れた感じでいいですね。
昨日はboidの樋口氏とオリヴィエ・アサイヤスとのトークショーがありましたが、私は人ごみが苦手ですので、あえてその貴重な機会を避けて、アサイヤスの『clean』を鑑賞しました。
>湾岸さま
どうもです。
まだ読んでないんですよ。読んだら感想書きますね。
後輩に借りるまで、伊坂氏の名前すら知りませんでした…お恥ずかしい。
Posted by: [M] : 2005年01月16日 19:14
>秋日和さま
こんばんは。
阿部和重はこれまで全て読んでいますが、まぁ遅すぎた受賞ですよね。しかしそのカラオケは相当凄そうだナァ…
「文学界」を読むのは来週になりそうです。
Posted by: [M] : 2005年01月14日 20:54
文学界で「映画覚書」を連載し、2月号で『エリ・エリ〜』のロケ日記を掲載した阿部和重が芥川賞受賞しましたねえ。映画者の勝利ということで、自分のことのように喜びました。
祝賀会は青山、中原、樋口らでカラオケ、ハスミにも電話したそうです。
Posted by: 秋日和 : 2005年01月14日 19:48
>shimaさま
妄想……これは無間地獄に陥る可能性も。だからゆるゆるなんですね。アルコールの力には、もはや頼れません…
普段はかなり熟睡できるので、まぁ適当にやり過ごすしかないなと思っております。
>秋日和さま
はじめまして。コメントありがとうございます。
「文学界」はまだ全く読んでいませんが、「ジョン・フォード論」は連載なんですか。知りませんでした。
最近はフォードから離れていたので、これを機に見直すかもしれません。
今後ともよろしくです。
Posted by: [M] : 2005年01月13日 15:14
私は一晩に2〜3回は目が覚めるのですが、そういう時には「寝なくちゃ」と思うと余計に眠れなくなるので、たわいもないものから罪深いものまで、ゆるゆると(ここが大事なとこ。ガッツリではいけないのです)妄想をしてやり過ごします。ごくたまにアルコールの力で眠ることも。とっても弱いので、少量でウトウトしはじめます。[M]さんにはあり得ないことでしょうが(笑)
Posted by: shima : 2005年01月13日 13:53