2004年12月02日
決してDQNでは無く・・・
特に書くことが無いからでしょ? という指摘をされれば言葉もありませんが、本日は現在私をグっと捉えて放そうとしないゲーム「ドラゴンクエスト8」について、あれこれ書いてみようかと思います。とはいっても、一応映画のblogである当サイト上で、“はぐれメタルの頻出地帯”だとか“ゼシカの萌える瞬間はここだ!”とかいう話題について書いたとしても、それは場違いだという以上に、映画が好きで当サイトに来られた方の失笑を買うことが容易に予想されますし、まぁ、だからといってすでに「ドラゴンクエスト8」を巡る何らか文章を書いた時点でやはり、失笑の対象になるやもしれないのですが、ここではあえて、「ドラゴンクエスト8」の“映画的瞬間”というこじつけを主に、文章を綴ってみたいと思います。
そもそも「ドラゴンクエスト」の魅力とは何なのか、という話です。が、そんなことを改めて考えてみたことがないのでわかりません。ただ、初めて「ドラゴンクエスト」をプレイした時に感じた“決定的な新しさ”は今でも覚えています。あれは確か、小学校高学年だったでしょうか。それまでのゲームという概念を覆された感覚、初めてゲームの主人公に同化したかのような錯覚等々、刺激と魅力に満ちていました。そしてその思いは、現在でも私がシリーズベスト1に選ぶであろう「ドラゴンクエスト2」において確信へと変わり、同時に熱狂へと昇華したのです。まだ子供だった私は、「ドラゴンクエスト2」に“人生の縮図”としての、喜びや哀しみ、正義、狂気、怒り、残酷、美、友情、邪悪、そして優しさを見てしまいました。後はもう、数年おきに発売されるシリーズを、ほとんど自分に課せられた義務であるかのごとく、プレイするに至ったというわけです。
だからといって、同じようにシリーズを重ねる「ファイナル・ファンタジー」を、私は全てプレイしているわけではありません。よく比べられるこの二者の決定的な違いについては枚挙に暇がありませんし、ほとんど好みとしか言いようがないでしょうが、それでもあえて言うなら、「ドラゴンクエスト」が孕み持つ“幼児性”をこそ、私は好んでいるのかもしれず、それは例えば、スピルバーグ作品のそれに通じるのだと密かに思っているのですが、まぁここでは置いておきます。とにかく、その幼児性に気づくこと、ということは、自らの(潜在的・顕在的な)幼児性を自覚した瞬間から「ドラゴンクエスト」の世界が開かれるのだと思うのです。よって、その世界を忠実に再現する鳥山明氏によるキャラクターデザインが重要なのは言うまでもありません。あくまで“ドット感”を残した世界…ひらがなの世界……。
昨日、進行中の「ドラゴンクエスト8」において、巨大化して井戸にハマってしまい出られなくなったスライムに遭遇しました。彼(?)は、本来ならば敵である主人公に向かって「助けてよう」と懇願します。ここですかさず「助けますか?」という問いとともに、「はい」と「いいえ」の選択肢が出る。物語上、あくまで素直に「はい」と答えてみると、巨大化していたスライムが数匹のスライムに分離し、彼ら(?)が嬉々として喜んでいる様子が伺えるのです。「人間にも親切な人がいるんだね。ぷるん。」とか「ありがとう。もう巨大化しないよう。ぷるん。」とか言うスライムたちを観ていると、妙に頬を緩めている自分に気が付いてしまう。そして改めて、ああ、これがドラクエだよな・・・と納得するのです。
最後に無理やり付け加えれば、今の時点で最も映画的だった瞬間、それは、4人目の仲間が出来る直前に起こった酒場での乱闘にあったのですが、かなり短かったにもかかわらずそのシーンは、ほとんどジョン・フォード的だったのではないかと。いや、これは無かったことにしてください。
2004年12月02日 20:32 | 悲喜劇的日常
ですよね? まぁ強引な展開が好きということで。
私の周りにいる女性も、ああいったRPGを好んでプレイしている人は少ないです。何故なんでしょう。
男と女の本質的な違いが、ここに表れているのでしょうか。。。
でも、週末はちゃんと映画観ますよ。
Posted by: [M] : 2004年12月03日 15:36
ホントに無理矢理だよっ!(笑)
「ドラゴンクエスト」というかゲーム自体をほとんどしたことがないので、スライムの様子ぐらいしか分からないわ・・・。でもみんな寝不足になりながら熱中してるのよね。1回どんなものかプレイしてみたいな。
Posted by: shima : 2004年12月02日 23:26