2004年11月17日
マンマ!
先日鑑賞した『オールド・ボーイ』、未だ余韻の只中にいると言えますが、原作を読もうかどうしようかと迷っています。読んだら読んだで、その印象は少なからず映画の評価に揺さぶりをかけるだろうことは目に見えているので。とりあえず、最終的な評価は今週末に再度鑑賞した後に定まるかと。
気が付いたらもう今週いっぱいで終了してしまう「マリオ・テスティーノ展」にも行かなければと思っているので、ついでに『モーターサイクル・ダイアリーズ』も観て来ようと思っています。
さて、本日は最近読んだ&これから読む本について。
まずは「フィルムメーカーズ11/ヴィム・ヴェンダース」(キネマ旬報社/定価1,680円)。青山真治氏が責任編集をしていたので。黒澤・塩田・青山、そして樋口氏によるヴェンダースを巡る対談はなかなか興味深く、とりわけ“アメリカ映画=西部劇における床屋”とする言説には少なからず感心した次第。ほとんど読んでいないヴェンダースによる映画批評も、やはり必読だなと思います。初期アヴァンギャルド作品も観たいですが、こればかりは特殊な機会じゃなければ無理そうですね。
次は一応ベストセラーということで「アフターダーク」など読んでみたり。村上ファンではないので、彼の著作を全て読んだわけではありませんが、思い返すとそれなりに読んでいたような気も。本作については、一度読み終えた時に持った印象が余りに浅はかで途方に暮れてしまい、自分の印象を再度疑ってかかったわけですが、それでももう一度読むかと言われると言葉に詰まりそうです。
加えて、お金が無い私を哀れんで、読書家の友人が貸してくれた本が数冊。「亡国のイージス」やら「トリュフォー,ある映画的人生」やら「文藝春秋(以前話題になった若手女流作家の2作品が収録されている号。)」やらです。これで当分ジムで読む本には困りません。情けなくも友人に感謝。
雑誌では、「STUDIO VOICE〜ラディカル・コメディ190」「映画芸術〜2004年秋の映画を襲撃する!」「TITLE〜映画で世界は回ってる。」と、映画関連をまとめて購入。「映画の魔」(高橋 洋)は高かったので給料日後に持ち越しました。
さて、そんな貧乏状態にもかかわらず、今週は本日より3連投で飲み続けます。ボジョレーの解禁日もあるので。こんな生活してたら、そりゃ、母親も不安がりますね・・・・・・いわゆる郵便的不安っていうやつでしょうか。
最後にそんな母へ一言。
ジャンフランコ・フェレというファッションブランドがあるのですが、それを勘違いして「フェラよ、フェラ!」と大声で訴えるのだけは、金輪際止めてください。困るんです、本当に。
2004年11月17日 18:13 | 悲喜劇的日常