2004年09月07日
女性監督のデビュー作に注目
私が映画を観るのは主に渋谷になりますが、今週末から月末にかけて、渋谷の劇場では観るべき作品が多いようです。今ざっと観るつもりの作品を挙げてみれば、『CODE46』、『珈琲時光』、『ジェリー』、『なぜ彼女は愛しすぎたのか』、『モンスター』、そして特集上映では『小津安二郎の戦後』というものも。毎週2本が最低限のノルマになりそうです。
上記作品のうち、『なぜ彼女は愛しすぎたのか』と『モンスター』は、供に女性監督の長編デビュー作に当たります。『なぜ彼女は愛しすぎたのか』では、監督のエマニュエル・ベルコが主演もしています。すでに4回は予告編を観ているのですが、何故これを観たいと思ったかと言うと、予告編に登場する海のシーンが印象的だったので。そういえば、ちょっと前に観た『ある日、突然』というアルゼンチン映画も、予告編での海が良かったので観にいった次第。
一方の『モンスター』の監督はパティ・ジェンキンス。最近テレヴィでよく耳にするような名前ですが、彼女の経歴を公式サイトで確認すると、10代の頃にアレン・ギンズバーグとウィリアム・バロウズの助手として働いた経験があるとか。写真を見ると、結構若く見えますが、それはどうでいいですね。『モンスター』では、シャリーズ・セロンがアカデミー賞を獲得したので、どちらかというと彼女の怪演ばかりが話題になりがちですが、私としてはこの新人監督の演出面や構図(彼女は撮影助手の経験があります)など、シャリーズ・セロン以外の部分に注目しようと思っています。別に反動ではありませんが。あ、個人的な好みは共演のクリスティーナ・リッチの方が上です…
2004年09月07日 12:23 | 映画雑記
>rie様
たびたびどうもです。まぁ、それほど神経質になることもないかと…私も、常に台詞に気を配っているとも限りませんから。作品自体を楽しめれば、それはそれで一つの楽しみ方だと思います。
Posted by: [M] : 2004年09月13日 20:30
翻訳の仕方で随分変わってしまいよね。ってことは、同じ作品でも翻訳者が変わると違うカラーになってしまうということですよね。あの生意気な目にうっとりしながら、出来上がった作品をのんきに見ている私・・・。もう少し翻訳者のすごさを認識しなければ。
Posted by: rie : 2004年09月13日 16:07
>rie様
30歳の女性に向かって、「君は」とか言ってのけるあの生意気さ! でもあの翻訳は間違ってないです。「あなた」というよりも「君」と言うことで、あの子供の存在感がグっと増します。やっぱり女性はああいう生意気な目に弱いのでしょうか…?
Posted by: [M] : 2004年09月12日 20:41
早速お返事ありがとうございました。
確かに彼の目線はやばいです。私も子供だとはいえ、あの眼差しで見つめられたら恋に落ちちゃうかも。
彼女が以前の某外務大臣に似てるって、かなり笑えましたよ。凛々しい顔をされてますからね。
Posted by: rie : 2004年09月12日 20:33
>rie様
コメントありがとうございます。
「なぜ彼女は愛しすぎたのか」は、いくぶんか突き放した感のある“痛い”物語でしたが、自作自演でよくあそこまでやったなという気はします。もともと女優だったエマニュエル・ベルコですから、やはり、演じるほうに重点が置かれていたようにも。ただ、男性である私は、ひたすらあのスケコマシ風中学生(小学生?)オリヴィエ・ゲリテの演技に嫉妬しました。ラストでカメラ目線なんて…ちょっとかっこ良すぎませんか?
ともあれ、またのぞいてください。
Posted by: [M] : 2004年09月12日 20:14
はじめまして。今日始めてMさんのサイトを拝見させて頂きました。映画には無知な私ですが、とても興味深い内容ばかりで、楽しく読ませていただきました。
「なぜ彼女は愛しすぎたのか」ってもうご覧になられました?私は同じ女として共感できるところがありましたが、女性に限らず「人を愛するとは」と言う点で、男性にも是非観て欲しいなと思いました。
映画と旅のコーナー、楽しみにしてますね。
Posted by: rie : 2004年09月12日 19:51