2004年09月10日

“cinema et voyage”始めました

まずはご報告を。
予告しておりました映画と旅のコーナー“cinema et voyage”を本日より公開いたします。が、今はまだ“INTRODUCTION”だけです。恐らく、明日には(?)第1章をお見せできるかと思います。この(?)が余計ではありますが…

このコンテンツは、思ったより準備が大変でした。“前時代的”な「写るんです」による紙焼き写真のスキャニングに始まり、すでに薄れつつある記憶を辿りながら文章を興す作業など、もちろん当時の“冒険”を回想すると言う楽しみが無かったわけではありませんが、やはり、なかなかに骨が折れたと言わざるを得ません。まぁ、これもいつもの“言い訳”ですので軽く聞き流していただくとして、“いつもの”と言えばついでに言わせてもらいますと、今回“INTRODUCTION”だけを公開するのも、常に形から入ろうとする私のさもしい意識の現われなのかもしれませんが、恥を偲んで“言い訳”を重ねれば、何かを始めようとする際、私には、どうしても“コンセプト”と言いますか“覚書”と言いますか、そういったものを考えなければ気がすまない部分がありまして、それによって読み手に、さらには、自分自身にも、ある決意表明をしなければ何となく気持ちが悪いと言いますか。まず最初に私自身のスタイル(立ち位置)を知っていただきたいということです。手の内を明かすのはいささか躊躇われるものの、このような“旅日記”的文章は、それがなされた状況を了解できなければ、たちどころにつまらないものになってしまうと思うのです。だからと言って私のそれが面白いと言えるとは思えませんが、私にとって最低限のスタンスを表明したいと思った次第です。

さて話は映画のほうにシフトしますが、今週から観なければならない(と私が勝手に思い込んでいる)映画が目白押しです。一先ず、土曜日を皮切りに劇場通いに勢を出すとします。人に薦めたくなるような作品に出会えるでしょうか。ちなみに、昨日母親と電話で話した際、年に1本も映画を観ない彼女に『誰も知らない』を熱く薦めておきました。母に映画を薦めるなど、多分生まれて初めてです。単なる偶然でしょうが。

2004年09月10日 02:41 | 悲喜劇的日常
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