2004年09月29日

cinamabourg* Ver.3

本日昼に、またまたマイナーチェンジした当サイトですが、いったいどこが変わったのかと言うと、左のメニュー部分を少々。blog化して以来、日々更新するblog部分と、比較的長文の作品評(htmlで書いています)との2本立てでやってきましたが、このところ、日々の日記(というよりコラムに近いですが)に掲載する映画評の長文化に拍車がかかり、それはいい作品に出会ったということに他なりませんから一先ず喜ぶべきことなのですが、これまで自分の中で暗黙の了解的に区別されていたblogと作品評の曖昧な境界線が、ほとんど無意味になってきたような気がしたのです。作品評にはその都度書下ろしのイラストを掲載したり、あえてblogと区別するために常体で書いてみたりしたのですが、検索エンジンへの掲載速度や掲載順、アクセス数などを考えても、blogと作品評の間には大きな隔たりが出来つつありまして、まだ5本くらいしか書いていない作品評など無かったことにして、blogの1エントリーへとして再編成してしまおうと、まぁこういうわけです。

その変わりに、もともと作品評へのリンクとしてあった“reviews”のコーナーに、blogの各エントリーへのリンクを張り、作品ごとにblogを閲覧できるようにしました。初めて当サイトに来た方は、映画の作品名があってそこにリンクがはってあれば、リンク先にはその映画について何らかの文字列が並んでいるんだと容易に了解されるでしょうし、また、各エントリーへの直リンが増えれば、それが検索エンジン最適化にも一役買うだろうと。

ただ問題もあって、まずは5本あった作品評を丁寧語に修正しなければならないことに加え、どうしても加筆・修正しなければならない箇所が出てくるということ。一先ず丁寧語への変換は終了したものの、細かい修正はまだこれからです。例えば“アデュー・フィリピーヌ”というリンクをクリックしても、“『アデュー・フィリピーヌ』に感動しつつ憤らなければならない不幸”という、およそ作品評とは程遠い、単なる憤りを表明しただけのテクストしかそこにはないわけで、こういった場合、この“アデュー・フィリピーヌ”というリンクごと削除してしまうか、やはり相応しい作品評を新たに書き下ろすかのどちらかになります。多分後者を選択すると思いますが、それはいつになるのやら…と言った感じです。また、後からblogに加わった5作品については、たとえ丁寧語に変換したとしても、その文章量やテンションが大きく浮いた存在になっていますし。少しずつ手を入れていくしかないですね。

とりあえず、作品評については今後、1エントリー1作品に限定しテクストを綴っていこうかと思います。で、今週はラス・メイヤーとかその辺を。
最後に今になって激しく実感していること。それは、新作の上映にかまけて吉田喜重特集を見逃すという愚挙にほかなりません。気づいた時にはもう遅い……やっとユスターシュを観られたと思ったらこの有様です。自らの鈍重な行動力にひたすら頭をたれる水曜日でした。

2004年09月29日 20:52 | 悲喜劇的日常
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Comments

>イカ監督殿

ありがとうございます。
意外とこういう作業が嫌いではなかったりします。
嘘ですけど。

昨日、一通りのテクストを見直しましたが、それほど途方も無い作業ではありませんでした。懸案の「アデュー・フィリピーヌ」にも加筆できました。ヨカータヨカータ。


Posted by: [M] : 2004年09月30日 09:29

Mr.遅筆と呼ばれてしまった私には気の遠くなるようなお話(笑)
頑張ってくだされ!


Posted by: イカ監督 : 2004年09月30日 01:17
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