2004年08月27日

酒・映画・旅

昨日は日記を怠ってしまいました。といっても、それは私の意志によるものではなく、酒によってそうせざるを得なかったというのが正確なところ。別に今始まったわけではないので、今更深く考えてみてもしょうがないのかもしれませんが、それでも今朝、またもや遅刻しつつある総武線の車内で考えたのは、私が真に抗い難いもの、それは“酒”なのではないかということです。例えば女性。この存在は、時に途轍もない力で私に作用することがあるとはいえ、どうしても抗えない存在とはいえません。まだ“意志”が通用するからです。では仕事はどうか? それをあっさり放り出して『華氏911』を平日の午前中から観にいくくらいですから、言うまでもありません。でも、酒の圧倒的な力を前にした場合、私は完全に無力です。これでも人並みには生に対する執着がある私を、破滅へと追い込みかねない。こちらの強い意志など鼻先で笑いながら、私を着実に死の側へ導いていくのです。
そこまでわかっているのですから、では酒を止めればいい、人はこう言うでしょう。最もです。それが不可能であるにしても、やはり抵抗を見せなければなりません。この問題については、今後も意識的足らざるを得ないだろうと真剣に考えています。

さてさて、ここで唐突に話題を変えます。
昨日の日経産業新聞に興味深い記事がありました。それによれば、ネット利用者の過半数が旅行関連サイトを利用していると言う調査結果です。もはや旅の情報はネットから、というのが一般的のようで、前年比48%増の1739万人が利用しているのだそう。“旅⇒インターネット”という発想の方向性がより強固なものになっているということでしょう。
その記事を読んだ私も実は、(経験の少ない)旅好きです。しかも、私が経験した旅は、映画に関係しています(海だけを目的に訪れたGUAMは別です)。じゃぁ、このサイトにもそんなコーナーがあってもいいのではないかと思い至ったというわけです。まだデジカメなど無かった時代で、しかも一眼レフを持つほど写真を撮ることに興味など無かったので、もっぱら「写るんです」による写真ですが、かなりの枚数があるはず。当時の“旅行日記”も探せば出てくると思います。一人旅(二回目は二人旅)ですからエピソードにも事欠きません。何より“映画の旅”でしたから、このサイトの趣旨にも当てはまります。さらに言えば、このサイトにたどり着く人がどのような検索語で飛んでくるかを見てみると、「マラパルテ邸」という言葉で飛んでくる人が予想外に多かったのです。私自身、あの当時インターネットを日常的に利用していたら、もっと容易に「マラパルテ邸」について調べられていただろうと思い、それなら今後“映画の旅”を考えている人に多少なりとも貢献できるかもしれないと思いました。いや、本当はそこまでは考えていませんが。
ともあれ、今後はそんな旅話も織り交ぜていければと。そのうちカテゴリーにも“cinema-trip”が加わることになるでしょう。

2004年08月27日 12:46 | 映画雑記
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Comments

>maoamさま

素晴らしい。
思い立ったら即行動!
是非感想を聞かせて下さい。
僕ももう一度行きます。


Posted by: [M] : 2004年08月28日 10:36

明日、アドバイスいただいた通り
『誰も知らない』を見に行ってきます!


Posted by: maoam : 2004年08月27日 23:11
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