2004年08月20日

夏休み第二弾と『アデュー・フィリッピーヌ』

アデュー・フィリッピーヌというわけで、本日も会社を休んだ私は、やはり夏休み中の先輩とともに江ノ島へ。日頃の行いとは全く関係ないと思いますが、いやむしろ日頃の行いに反して、本日も晴天なり、海はグレイでも空の青さと照りつける太陽には癒されました。“ホットワイン”と化した赤ワインに辟易しつつも、ビーチから眺める地平線は美しく、「ああ、これだよなぁ…」と思いながらふと遠くを見ると、憑かれたようにリフティングに興じる先輩が視界に入り、その“眩しい光景”に心を奪われた私は、恐らく高校以来となる“センタリング合戦”をしてしまったり。すでにピークを過ぎた晩夏の、人もまばらな江ノ島で、“サッカーらしきもの”にはしゃぐ30代の男約2名。これはやはり異様に映ったのかもしれませんね。本人たちは、遅れてきた青春を取り戻さんがごとく汗だくになっているというのに…こんなこと書いたら先輩に怒られてしまいます。まぁ、軽いフランスジョークです。

青春と言えば、明日はヌーベルヴァーグの青春映画、ジャック・ロジエ監督『アデュー・フィリッピーヌ』を鑑賞する予定です。かなり前からチケットを予約していたので、整理券番号は2番。それでも2番なのですから、世の中上には上…(以下略)。本来なら今週末は『ある日、突然』をと決めていたのですが、そういえばチケットを取ったんだった…と忘れていた自分に改めて呆れてみたり。フランソワ・トリュフォーは嘗て、『アデュー・フィリッピーヌ』をめぐった文章の中で、“ヌーベルヴァーグとは、まさに青春を捉えるために生まれてきたのだ”と言うようなことを言っていました。先日見た『子猫をお願い』を再考するいい機会になればいいのですが。ともあれ、明日を前に久々の映画的興奮状態にいます。
『軽蔑』好きの私としては、彼が撮った短編『Bardot et Godard』をどうしても観たいのですが、DVDとか出ていないものでしょうかね。多分無いですね…

因みに、上記特集上映について、初トラックバックを! と思ったのですが、なかなか上手く見つかりませんね… いい記事があってもblogじゃなきゃ駄目なんですから。


2004年08月20日 23:42 | 悲喜劇的日常
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