2004年07月18日

イオセリアーニからサム・ライミへと思考を切り替える

オタール・イオセリアーニ“イオセリアーニ”という固有名詞ですが、私がこの名前を最初に知ったのは、実は“映画監督”の名前としてではなく、イタリアの“アクセサリーブランド”としてでした。伊語では“IOSSELLIANI(Lが一つ多いため、イオッセリアーニと読まれることが多いようです)”と表記するこのブランドのアクセサリーを好んで身につけていた私ですが、このブランド名を記憶しているのは、気に入っていたにもかかわらず、すぐに私の元から消失してしまったことに拠ります。私を良く知っている方であれば、また酔っ払って無くしたんだなぁ…、と察するでしょうが、これが全くその通りで、それは消失ではなく紛失、泥酔した私の“アクセサリー紛失歴”は、かれこれ7〜8年になるのではないでしょうか。いや、別に自らの悪癖をここで告白したいのではなく、私がイオッセリアーニという名前を記憶していたという事実が、後に映画監督・イオセリアーニの名前を記憶するためのきっかけになったと言いたかっただけなのです。話のつかみとしては、こんな感じでいいでしょうか……

取ってつけたような挿話はひとまず置いて本題に入ると、土曜日は念願の「イオセリアーニに乾杯!」へ。金曜日、巣鴨にある友人宅に泊まってしまったため、11:15から始まる『月曜日に乾杯!』は諦めかけたのですが、前の日記(7/14 「観たい映画を見損うこと」をご参照ください)にあんなことを書いてしまったので、そんな日記を書いたことを半ば後悔しながらも、汗だくになってシネ・アミューズに着いたのが11:10でした。その後、『月曜日に乾杯!』の感動も冷めやらぬまま、ジムに行き汗を流し、再度シネ・アミューズに戻りBis! cafeで注文したたいして美味しくもないカレーとビールで時間をつぶしつつ、16:55の『四月』の上映を待ちました。夜には万田邦敏のオールナイトが控えていたのですが、それまでの変則的スケジュールにほとほと疲れてしまい、とてもオールナイターにはなれなかったのでしかたなく諦め、自宅にて『ゴッドファーザーII』と『鬼畜大宴会』を鑑賞しました。まぁ、それなりに充実した日ではありました。

各作品については、明日の日記で書ければと思います。何故なら、現在結構いい感じに酔っているので、いつ眠ってしまうかわからないからです。ちなみに、本日は『スパイダーマン2』が大変面白かったから、というわけでもないのですが、サム・ライミの『ギフト』を観ました。この映画のケイト・ブランシェットは、素晴らしいですね。彼女は笑い顔より、眉間に皺を寄せているような表情が本当に良くて、もっと言えば、後半、真犯人が発覚した直後に懐中電灯で殴られたときの、あの危うい三白眼とその時一筋の血が額から頬に向かって流れるショットが一番好きでした。キアヌ・リーヴスも、彼には珍しく悪役(といっても大して悪い奴じゃないんですが)で、出てくるシーンでは大体大声で捨て台詞を残すんですが、充分“嫌な奴”としての存在感を示していました。キャストも豪華で、思ったより贅沢な映画でしたね。

というわけで、続きはまた明日。明日は何を見ようか現在考え中です。あ、それとこのサイトのblog化ですが、思ったより行き詰っております……


2004年07月18日 11:23 | 映画雑記
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