2007年12月11日

今のところ“ここに幸なし”だけれど…

「ドラクエ4」を裏までクリアしたのに、来週末のウイイレドラフト会議まで日がなく、そちらへの準備も急ピッチで始めなければならないためホッと一息つく暇もないまま忘年会等が重なり、自宅ではどうしても寝るだけだったのが先週、今週こそはと思っていたら、今度は仕事のほうが忙しくて、やはり自宅でウイイレに興じることもままならず、ただでさえ、先週は一度もジムに行けなかったという体たらくなので体は鈍るわ、気づけばレッド・ツェッペリンの一日限りの真に歴史的なライブはあっさりと終わっていたりで、何だか気が滅入る一方の今日この頃ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

そんな状況でも、昨年であれば映画だけは死守してきたはずなのに、今年は映画すらまともに観られていないのですから困ったものです。ただし、先週観たオタール・イオセリアーニの新作『ここに幸あり』は期待通りの面白さで、私が将来辿るべき道をあらかじめ示してくれているような錯覚すら覚え、いや、それは錯覚というよりもむしろ願望(夢)に近いものなのかもしれませんが、とにかく、あんな風景を憧憬のまなざしで見つめる私自身に改めて気がついたということ。

残念だったのは、鑑賞前に午前中からビールやらワインやらを飲んでしまった所為で、いつにも増して私の武装が解除されてしまったのか、何箇所かで寝てしまったことです。もちろん、私が再見せねばならないのは言うまでもありませんが、私が寝てしまったことと本作の出来栄えとは何の関係もないというか、いや、むしろ、あそこまで見る者を武装解除させてしまう映画などそうあるはずもないので、年末の忙しいさなか、“ここに幸ない”人々にこそ、『ここに幸あり』は観て頂きたく思います。

今週末のアテネフランセだけは、何とか。私にしては珍しく、12月は質重視で厳選したいな、などとと思いつつあるあたりが、何とも情けない限り。

2007年12月11日 20:03 | 悲喜劇的日常
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