2007年07月02日
超・必見備忘録 2007.7月編
先月の劇場鑑賞本数は17本。
これで今年も半分が過ぎてしまったわけで、あらためて上半期の鑑賞本数を数えてみると、ちょうど80本でした。昨年の鑑賞本数は150本というキリの良い数字だったのですが、今回も80本というキリの良さ。別段計ったわけではありませんが、何となくいい感じです。今のところ昨年より若干ハイペースではあるものの、さて後半はどうなるでしょうか。同じペースで観られれば、160本ということで、昨年越え。
7月・8月はタダでさえ鑑賞本数が減る予感がしているので、この2ヶ月が勝負です。
『ボルベール 帰郷』(渋谷シネフロント 上映中)
アルモドバルとシネフロント。この組み合わせが大層ミスマッチな感じがするのは何故でしょうか。
『ダイ・ハード4.0』(渋東シネタワー 上映中)
いささか恥ずかしいタイトルを持つこの続編、「王様のブランチ」によれば、“4.0”は“フォー”と読むらしいです。だったらどうして“4.0”なのか? まぁそんな理由など聞きたくもないのですが、とりあえずこのシリーズは観ておかなければなりません。
『レベル・サーティーン』(シネセゾン渋谷 上映中)
先月見逃したので。平日レイトがどんどん厳しくなってきているので、もしかしたら無理かも。
『封印殺人映画』(シネセゾン渋谷 7/7〜)
如何わしさ満点の邦題。世の中には、私を含め、この“封印”という言葉に過剰に反応してしまう人々がいるのです。
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』(シネマライズ 7/7〜)
「群像」で発表された時たまたま原作を読んでいたのですが、カンヌにも出品されたことだし、サトエリは嫌いではないので。期待度は低め。
『イタリア的、恋愛マニュアル』(シネスイッチ銀座 7/14〜)
ひとえにジャスミン・トリンカ目当て。予告編を観た限りでは何とも言えない感じでしたが、果たして…。
『ラザロ LAZARUS』(ポレポレ東中野 7/14〜)
「映画芸術」のサイトに、監督他スタッフ3人のインタビューが掲載されてます。久々のポレポレに期待。
『マルチェロ・マストロヤンニ 甘い追憶』(ル・シネマ 上映中)
ル・シネマでやることを運命付けられたような映画。その客層を考えると、やや足が遠のいて行きそうになりますが、それをグっと我慢しつつ、やはり久方ぶりのマストロヤンニはスクリーンで観たい。
『ブリッジ』(恵比寿ガーデンシネマ 上映中)
映画を観る前から、その題材の面白さに期待してしまうのもどうなのかと思うのですが、期待している今と、映画を観た後の感想のズレがあるのかないのか、その辺も考えてみたいところ。
『石の微笑』(Q-AXシネマ 上映中)
シャブロル、シャブロル、シャブロル……
『インビジブル・ウェーブ』(シネマート六本木 上映中)
ラッタナルアーン×ドイルということで、一応続編に当たるのでしょうか。まぁ恐らく混んではいないでしょう。
『不完全なふたり』(新宿武蔵野館 上映中)
実のところ『パリ・ジュテーム』を見逃しているわけですが…。
『傷だらけの男たち』(新宿武蔵野館 上映中)
このスタッフであれば、観ないわけにはいきません。
『殯の森』(シネマ・アンジェリカ 上映中)
初日に行ったら、あの劇場にしては大混雑でした。恐るべしカンヌ効果! 空いてきた頃に行きます。
『天然コケッコー』(シネアミューズ イースト/ウエスト 7月下旬〜)
またテアトル新宿か!? と心配していたら、今度は渋谷でやってくれるので良かったです。
『パッチギ! LOVE&PEACE』(シネアミューズ イースト/ウエスト 上映中)
またまた見逃してしまいました。もうこのまま終ってしまうのか? だとしたら縁が無かったということで。
「大和屋竺特集」(一角座 7/7〜)
4作全て観たいのですが、平日19:00〜は不可能に近いので、せめて『愛欲の罠』と『裏切りの季節』だけでも。
「中国映画の全貌 2007」(k's cinema 7/21〜)
本当は『緑茶』を観たかったのですが、日程的に無理。というわけで、ジャ・ジャンクーのみ再見しようかと。未見の方は『孔雀 我が家の風景』も必見です。
「第29回 ぴあフィルム・フェスティバル」(渋谷東急&ユーロスペース 7/14〜20)
アルトマン特集3本と廣末哲万監督の新作のみチケットを確保済み。
「前田弘ニ監督×佐々木誠監督 特集上映」(UPLINK FACTORY 7/14)
前回テアトル新宿での上映を逃したので、今回は何とかしたいなぁ、とやや消極的に決意。
「松井良彦VS佐野和宏 特集上映」(UPLINK FACTORY 7/28〜8/3)
未見の『豚鶏心中』だけでも。出来れば『ミミズのうた』も観たい。
ファスビンダーに長蛇の列が出来たらしい「ドイツ映画史展望」は諦めざるを得ません。本当は「ケン・ローチの映画1969-2006」(ユーロ・スペース 7/14〜27)にも行きたいのですが、叶わないでしょう。
ラピュタ阿佐ヶ谷で7/1より開催される「湯けむり日本映画紀行」には、吉田喜重の傑作『秋津温泉』と『樹氷のよろめき』、鈴木則文の『温泉みみず芸者』などが上映されるようですので、私は行けそうにありませんが、未見の方は是非。
フィルムセンターの「特集・逝ける映画人を偲んで 2004-2006」も大変なラインナップです。どうしても観なければならない作品だけにしぼって行くつもりです。
いつもどおり、もう当分観られないであろう作品を優先的に観ていきます。
2007年07月02日 12:49 | 映画雑記
>ファンクフジヤマ君
15本観てればまぁまぁじゃないですかね。
『ロストロポーヴィチ 人生の祭典』は恥ずかしながら見逃しました。今はパゾリーニですか。『テオレマ』には、嘗て大分影響を受けました。今観るべきは、ズバリ、シャブロルですよ!
Posted by: [M] : 2007年07月19日 11:49
こんばんは!
最近は、月に15本程度でしょうか・・。
ソクーロフの『ロストロポーヴィチ 人生の祭典』などもよかったです。
『テオレマ』を見て、『映画の世紀末』を読んで以来、パゾリーニにはまっています。
また、いい映画教えてくださいね!
Posted by: ファンクフジヤマ : 2007年07月18日 02:22
>ファンクフジヤマ君
久しぶりです。
『カメラになった男 中平卓馬』は結構いろんなところで上映されてましたが、未見です。
最近は月にどのくらい観てますか?
Posted by: [M] : 2007年07月12日 09:21
お久しぶりです!
シネマアートン下北沢でやっていた、
『カメラになった男 中平卓馬』
よかったですよ。
2003年の作品です。
Posted by: ファンクフジヤマ : 2007年07月07日 00:06
>雄さん
どうでしょう、私もニュースサイトを通じて聞いた次第ですから、撮影中に発病していたかどうかはわかりませんが、そのように考えると、あの作品にも何らかの影を落としていたようにも思えますね。
まだ59歳。映画作家としては早すぎる死ですね。
Posted by: [M] : 2007年07月05日 09:42
7年間の闘病生活ということは、「ヤンヤン 夏の想い出」を撮っていたときには既に発病していたということでしょうか。そう考えると、あの映画の淡々とした静謐なリズムがまた違った相貌を帯びてくるような気がします。
Posted by: 雄 : 2007年07月04日 10:11