2007年04月20日

澁澤没後20年を記念して展覧会ラッシュ

こういった催しには、映画をパスしてでも駆けつけたいと思います。

澁澤龍彦-幻想美術館<4月7日(土)〜5月20日(日)>
監修は巖谷國士。平凡社と河出書房新社が協力という大規模な展覧会。出品作家を見ただけで鳥肌ものです。行く前に「幻想の回廊から」を再読するつもりです。埼玉県立近代美術館にて。

澁澤龍彦の驚異の部屋<4月7日(土)〜5月20日(日)>
彼が偏愛した様々なオブジェ中心。4月21日は巌谷國士のレクチャーあり。ギャラリーТОМにて。

幻想と異端の図書室−文学とアートのコラボレーション−<5月10日(木)〜5月20日(日)>
澁澤オンリーではないものの、彼が中心に据えられるのは間違いないでしょう。しかも無料。Bunkamura Galleryにて。

展覧会を足がかりにして、美術の領域から澁澤に目覚めるのもいいでしょう。
かくいう私も、彼が唯一残した映画エッセイ集「スクリーンの夢魔」から澁澤に開眼したくちですので。

2007年04月20日 11:06 | 悲喜劇的日常
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Comments

>めりえす様

はじめまして。コメントありがとうございます。

マン・レイのドヌーヴ、美しかったですね。図録ももちろん購入いたしました。ドヌーヴに関しては、何回かエッセイで書いているんですが、私が澁澤に最初に触れた文章も「スクリーンの夢魔」という映画のエッセイでした。

実は鎌倉文学館で開催中のものにも行ってきたんですが、こちらは生原稿や学生時代の通知表、卒業論文や三島氏や埴谷氏との書簡など、いずれも貴重なものを観ることが出来ました。


Posted by: [M] : 2007年05月07日 23:17

澁澤龍彦展のなかで本当に美しいドヌーヴと会いましたよ。澁澤さんの最も好きだった女優なんだそうです。マン・レイの撮った彼女のポートレート、前に同じ埼玉のこの美術館で見たけれど、何度でも会いたい作品。
美術作品は本当に充実していて、これを逃したら一生出会えない作品も多数あり。澁澤龍彦の世界ってこんなに広いんだな〜って図録でしみじみ。
「澁澤龍彦 幻想美術館」この図録は即買い!です。


Posted by: めりえす : 2007年05月07日 21:22
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