2005年03月17日

復活の日に思うこと

当ブログのカテゴリーに“a tragicomedy”と名づけられたものがありますが、その由来は、悲劇というものは見る人が見れば喜劇にもなってしまうもの、取るに足らない日常などどのような視点で見られているのかわからないのであれば、それは悲観的かつ楽観的な表情を纏うことになるだろうと。落胆し困惑している側の“青ざめた表情”など第三者には案外見えないことが多いのではないでしょうか。

と、涼しい顔で書き始めた約3日ぶりの新規エントリーですが、これまで一週間近く更新を怠っていた時もあったというのに、この3日間はなんだかもう焦りに焦りまくって、最終的には別のブログシステムに移行しようかだとか、そんなネガティヴな思考ばかりが頭をもたげ、この間にいつも見てくれている方たちが離れていってしまうのではないかとすら思ったりして、全くもって悲惨な状態でした。

元を辿れば私のケアレスミスに端を発したのですが、残酷なまでに減っていくPVやUUを見るに付け、このままではまずい、と、日頃映画以外にはたいした積極性も見せない私が、今度ばかりは各方面を奔走。サポート担当者に場違いなメールを送って何の問題も解決しないばかりかあろうことか営業までされ、日本が駄目なら本場アメリカだ、と、今度は英語にてアメリカのサポートセンターに問い合わせるも、全く要領を得ない(英語がわからないというわけではありません)その冷たい文字列に怒りすら沸いてくる始末。
そうこうしている内にもPVはどんどん減り続け、つい先日の日記で「このところアクセス数が底上げされた感があります。」などと書いてしまったことを激しく悔やみ、あれも単なるバブルだったのか…という悲壮感が漂い始め、周りの人間にも励まされたり。
そんな折、もう一度基本に戻るべく、“困った時はGoogle”を合言葉に、これまで培ってきた検索技術を駆使し、遂にたどり着いたのがとあるブログ。そこにはかつて、私と全く同じ状況に陥って同じように途方にくれていた同士(!)がいました。その方は丁寧にも、どうやってその苦境から抜け出したのかを順を追って説明してくれていました。そして、遂に復活するに至ったと。

今更ながら思うのですが、インターネットは“無償の善意”に溢れています。“誰かの役に立つかも知れない”という思い(それは時にマイナスの威力にもなりえますが)に、私もこれまで何度となく助けられてきました。皆が口を揃えて「困ったらググれ!」と呪文のように唱えるのも、その先には必ず何らかの“救済”があるという暗黙の、しかし、かなりの割合で確かな真理があるからでしょう。

当ブログは、映画について私の思うがままを書いているだけの自己満足に終始しているというのが現状でしょうが、やはり見てくれている人間の立場に立つこともまた、結果的に有意義なことなのかもしれません。

というわけで、本日より心を入れ替え(?)、当ブログのさらなる活性化を目指していければと思っております。そのためには、とにかく書いて書いて書きまくるしかありません。

2005年03月17日 12:34 | 悲喜劇的日常
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Comments

おっと、流石ディティールにこそ気を配らねばならない建築家ならではの発言。
もはや言い訳するつもりもないので告白しますが、正しくは『恋人までの距離』なんです。つまり、以前の私は間違っていたというわけで。
もはや誰にも指摘されないだろうと思っておりましたが、甘かったようです。そうですか、1ページ目に出てきてしまっては、逃げようがないですね…

今レビューを書いていますので、そのような瑣末な(!)問題には目を瞑ってくださいyo…


Posted by: [M] : 2005年03月17日 23:15

復活おめでとうございます。なにやら大変だったようですね。
「困ったらググれ!」ではないですが、このブログで『恋人までの距離』とあるのをみて、なんとなく記憶では『恋人たちの距離』だったような気がして念のためググったところ『恋人たち〜』での検索結果1ページ目にこのサイトがでてきて驚いたことがありました。結局どちらが正しいのか分からなかったのですが、今のところどちらも正しいのだろうと曖昧にしております。


Posted by: ng : 2005年03月17日 22:19
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