2005年03月11日

要は子供時代と大して変わっていないということ

本日返却しなければならない『恋人までの距離』のヴィデオ、昨日中に再見し、今日の昼位までにはレビューを、と思っていましたが、ヴィデオを鑑賞している途中でふと民放に目を向けてみると、あろうことか何年かぶりの『酔拳』が放映されていて、吃驚。お猪口で水を汲みいれる修行シーンを目撃し、しばし逡巡。ああ、今『酔拳』を観てしまうと、今日は間違いなく『恋人までの距離』を観終えられないなと思い至り、意を決して『恋人までの距離』の画面に戻ったのは良いのですが、頭の中では蘇化子を演じるユエン・シャオティエンの、あのおどけながらも鋭い動きがリフレインされ始め、もう居てもたってもいられなくなり、最終的にはかれこれ50回以上観ているだろう中華料理のやけ食いシーンだとか、頭でっかちとの出鱈目な喧嘩だとかを微笑みながら観続け、この時代のカンフー映画、というよりもジャッキー映画特有のカメラワーク、すなわち、敵の攻撃を受けたジャッキー・チェンがよろめいたり痛がったりするシーンを寄りで見せながら、次に敵が攻撃してくる瞬間には高速でズームダウンするという、あのお決まりのカメラワークや、拳が風を切る音、大げさなスローモーションを存分に楽しんでしまっている自分を発見する始末。
観ているこちらも白ワインをガブ飲みしながらブツブツ言っているのですから、言わば酔拳を実践しているようなもので、多少酔っていた方が筆が軽快に進むことを経験から知っている私は、まだ全てを観終えていないにもかかわらず、ここぞとばかりに『恋人までの距離』評を書き始めたのですが、次第に遠のいていく意識を押しとどめることが出来ず、蓋を開ければその場で熟睡というオチです。

というわけで、『恋人までの距離』のレビューは未だ書きあがっておりませんが、本日会社にまでヴィデオを持ち込んで、昼休みなどに残りを鑑賞し終えたので、後は時間の問題ですね。まぁその時間とやらが一番厄介なんですが。

明日は午前中から『カナリア』初日初回を鑑賞するつもりでしたが、例によって舞台挨拶とバッティングすることを思い出して断念。となるとまずジムに行き、2回目辺りを鑑賞することになろうかと。あるいは『ロング・エンゲージメント』を引っ掛ける可能性もあります。

さて、少し前に軽く触れましたが、先日生まれて初めて体にメスを入れました。
今となっては全てを笑い話として回顧する準備が出来ていますが、一週間前はかなりビビッている自分がいたり。その不安はもちろん、術後の検査結果に対してなのですが、最も恐れていたのは手術とは何の関係も無い、言ってみればおまけのような血液検査なのです。と、ここまで書きましたが、詳細に関してはもう少しゆっくり書くとします。

2005年03月11日 19:23 | 悲喜劇的日常
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Comments

>shima様

今の子供はジャッキー映画など観るんでしょうかね。私が子供だった70年代後半から80年代にかけて、それこそ貪るように彼の作品に駆けつけたものですが。映画への扉を開けてくれたという意味では、私の映画史に欠かせない人物ですよ。

それにしても、私のドキュメンタリーですか…(笑)
いや、それも構想はしております。案外大した話でもないので、いかに話を膨らませようか、と。
まぁおっしゃるとおり本人はいたって元気ですので。
しばしお待ちくださいませ。m(_ _)m


Posted by: [M] : 2005年03月13日 08:53

それは「酔拳」を選択してしまうでしょう♪
ジャッキー・チェン特集!なるものがあって、思わず見に行きたい!と心躍ったのですが、
上映会場がとしまえん辺りとか・・・。そんなのってひどいっ!
もっと都心で上映してくれたらいいのに・・・。

っていうのはさておき、こうなると「恋人までの距離」よりも
[M]さんのドキュメンタリーのアップが気になるのは私だけでしょうか?
人様の手術という大変なことに興味津々なのは不謹慎かもしれませんが、
どうやらお元気そうなので(お酒を美味しく召し上がってるもの♪)、ついつい(苦笑)。
失礼いたしましたー。


Posted by: shima : 2005年03月11日 22:34
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