2004年08月18日

『華氏911』は面白いのか考えてみる

折角の夏休みなのに早朝から映画に並び、その後の予定が何もないと言うのもあまりに悲しい感じがしたので、髪でも切りに行こうかと急に思い立ったまでは良かったのですが、いざ美容室に行ってみたらカーテンが下りていて、どうやらこちらも夏休み中だったようで。結局、映画+ジムという通常の週末と何らかわらない夏休み第一弾でした。

8:50分頃到着した恵比寿ガーデンシネマには、すでに20人弱の人だかりが。整理券番号をみると62番だったので、わざわざタクシーで来た甲斐もあったというものです。最終的にはほぼ満席だった『華氏911』ですが、思った以上に笑える部分が多く、同時に、真面目な部分も多い作品でした。その意味では予想以上の出来だったとは言えるものの、純粋に映画作品としての『華氏911』は、やはり非常にベタな作りではあって、例えば笑わせるための絵と音楽のタイミングは、今の“笑い”というよりは一昔前の手法なんじゃないかという気もしたくらいで。ただし、題材が題材ですし、マイケル・ムーアは、普段政治になど興味が無く、頭を使う必要もない映画を好んでみるような大方のアメリカ人のためにこの映画を作っていることを考えれば、それも戦略として受け入れることは充分できます。随所に過去の映画を引用している部分があるのですが、いずれも“政治的パロディ”としての引用で、間違っても『ドリーマーズ』におけるベルトルッチ的引用にはなっていません。

その他にも何点か思うところがありましたが、今ものすごく眠いので、続きは明日にでも。別にもったいぶっているわけではあり・・・・ま・せ・・ん・・・・・本当に眠い・・・ん・・・・・・・・・・です・・・zzz

2004年08月18日 23:09 | 映画雑記
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